美容師の皆さんは普段どのような『カウンセリング』をなさっておりますでしょうか?
美容室でやる一番最初のコミュニケーションが『カウンセリング』となりますので、力を入れてやっておられる方も多いと思われますが
それでも『新規のお客さま』と『普段からご来店されてるお客さま』とではカウンセリングのやり方も変わってくると思います
例えば、どのように違うかと言いますと
毎月ご来店されてるお客さまに毎回「現在ご自分の髪質で気になってる部分というのはございますか?」などと聴こうものなら
「は…?君、それ何回言わすの?」…と、なってしまう恐れがございますので、そこは慎重にいかねばならないということです
ですので、私の場合ですと当たり前の話になりますが『新規』と『既存』のお客さまでは、対応を変えさせていただいております(平等という意味で)
例えば今日の例で言いますと
before
こちらのお客さまは、ここのお店に今日で4回目となるご来店なのですが、私は今日初めて担当させていただきます
という事で
今回は『自分オリジナル』のカウンセリングでやらせていただく事にしました
セット面にお通しする際、手には『ヘアカタログ』を抱えておりまして
椅子に座ると同時にお客さまはそのヘアカタを開こうとしておりましたが、それは一旦閉じてもらいました
少し前の私なら
「どのスタイルになさいますか?」
…と、ヘアカタログに全てを託すかのような聞き方をしておりましたが
そのやり方は『普通』なのです
『普通』は決して悪い事ではございません
しかし、それではお客さまの心を『20%』しか開けないということに気付きました
私の場合ですと、こういう場合あえてヘアカタログには『触れない』という手段をとるようにしました
従来の『カウンセリング』ではなく、新しい『カウンセリング』をするようになってからはお客さまの反応が全く違うようになりました
何が違うくなったかと言いますと
お客さまが『よく喋る』ようになるのです
これは美容師の方ならご存じだと思いますがとても大切な事なのです
特に初めてのお客さまの場合ですと『恥ずかしい』という理由であまりお話なさらない方も多く見受けられます
しかし、今のところ初めて担当させていただいてるお客さまの反応を見ますとお陰さまで『連戦連勝』と言ったところです。
一通り『その』カウンセリングを終えまして
カラーリングをしていきまして
こちらが仕上がりとなるのですが
(今回はカット&カラーでした)
『技術』は変わっておりません
たかがワンメイクカラーですが、されどワンメイクでございまして
『均一』に染める事の難しさを侮っていてはいけません
非常にシビアな作業なのです(特に今回のように縮毛矯正の履歴有りの場合)
技術が普段通りで
カウンセリングを変える事によって他に何が変わったのかと言いますと
実は、結果ではなく『過程』なのです
お客さまの施術中の表情から見てとれる『安心感』
これが一番違います。
ですので、今後もカウンセリングの内容を少しずつ改良しながら充実させていきたいと思います
そして、こちらのお客さまが次回どのような形でご来店されるのかは追ってご報告したいと思います。
※先程、『自分オリジナルのカウンセリング』という表現をしましたが、実はこれ先日行われた講習会で
銭丸哲良氏から教わった『銭丸式カウンセリング』を
自分なりに研究した方法を実践させていただいております
ですので『銭丸氏』のカウンセリングの『型』がなければ何も始まりませんでしたので
『銭丸氏』には大変感謝しております。ありがとうございました。
そして…
現在、ご来店なさってる『既存』のお客さまにつきましては
「私ぃ~、そのカウンセリング受けてないんですけどぉ~」と、スネないでいただきたいのです
…と、言いますのも
『既存』のお客さまには『既存』のお客さまなりの対応を今までの遅れを取り戻すかの如くさせていただいておりますので
ご理解の程よろしくお願い致します。
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